シェルと空間構造文献抄録

IASS Bulletin



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MINIMAL FOLDING TENSEGRITY CONFIGRATIONS 最小たたみ込みテンセグリティ形状
J.M. DELARUE Vol.34,No.3, pp.211-220, 1993


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原題: MINIMAL FOLDING TENSEGRITY CONFIGRATIONS
訳題:最小たたみ込みテンセグリティ形状

著者:J.M. DELARUE
著者所属:
雑誌名:Bulletin of IASS, Vol.34,No.3, pp.211-220, 1993
図38, 写真4
用語:
原語:
日本語:

内容要旨:
たたみ込み構造は、その実用性と構造上の性能及びそれらの形態のもつ表現力のため に非常に興味がもたれる構造形態である。この論文ではさまざまなたたみ込みシステ ムの中で「最小たたみ込み形状(MFC)」とこれから生成される「最小たたみ込みテ ンセグリティ形状(MFTC)」の生成法と構造工学的な明確な解釈について考察する。 「最小たたみ込み形状(MFC)」は、格頂点に対して四つの折り目があることと、平 面内に完全にたたみ込めるという性質によって特徴づけることができる。可能な形状 に対するさまざまな相違点を列挙するために、位相的なデータを研究することによっ てまず Homogeneous configurations, Semi-homogeneous configurations, Acategor ical heterogeneous configurations の三種類に分類し、さらに計量的なデータと の適合性を研究することによってHomogeneous MFC, Semi-homogeneous MFC さらにこ れらを変形した Metamorphoses の三種類の「最小たたみ込み形状(MFC)」を定義し ている。
 また、このようにして得られた「最小たたみ込み形状(MFC)」の山折線と谷折線 とを圧縮材と引張ケーブルとに置き換えることによってテンセグリティシステムを構 成する方法論について述べている。こうして生成されたテンセグリティシステムは、 「最小たたみ込みテンセグリティ形状(MFTC)」と呼ばれ、移動可能な構造物を形成 するさいに問題となる可動性を保持できることが示されている。

(日本大学 三井和男・抄)

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