シェルと空間構造文献抄録

J. Sound & Vibration



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Vibration Analysis of Non-Circular Cylindrical Shells Using Bezier Functions ベジェ関数を用いた非円筒シェルの振動解析
V. Kumar, A.V. Singh 161(2), pp.89-99, 1993


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原題:Vibration Analysis of Non-Circular Cylindrical Shells Using Bezier Functions
訳題:ベジェ関数を用いた非円筒シェルの振動解析

著者:V. Kumar, A.V. Singh
著者所属:
雑誌名:J. Sound & Vibration, 161(2), pp.89-99, 1993
,図17, 表1
用語:
原語:
日本語:

内容要旨:
周方向に対して曲率とシェル厚が変化する非円筒シェルの振動をリッツ法に基づいて 解析している。円筒シェルやその他の回転シェルの自由振動において、振動の周方向 モードは互いに独立である。この場合、シェルの微分方程式は周方向関数と軸方向関 数の積の形の解を持つため、周方向に sin または cos 級数を仮定し、その級数の各 項毎に微分方程式を解くことができる。しかし、非円筒シェルの解析では支配方程式 が変数係数の微分方程式となるために連成したモードが生じることになりこの方法は 妥当ではない。この論文では、変位場を表現するために、軸方向に対しては梁の固有 関数を、また周方向に対しては CG や CAD でよく用いられる5次の Bezier 関数が 用いられる。このようにすることで、隣接する要素間に変位、勾配、曲率の連続を保 つことができて、問題のサイズを大幅に減少させることができる。Lx/r0=2.0, r0/h0 =375, m=0.3, E=68.95GPa, r=2.7658kNs2/m4 の楕円シェルの最小固有振動数を求め る例題で、有限要素法との比較が示され、収束した解を得るのに有限要素法で 156× 156 のマトリクスサイズが必要であるのに対して、この方法では 78×78 に減少でき ること等、ベジェ関数を用いたシェルの振動解析の有効性が示された。

(日本大学 三井和男・抄)

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